Commentary

通算9枚目。真のハートフルロックアルバム。居場所がなかったり人間関係に悩む人こそ必聴!

硬質で泥臭いロックサウンドがずしりと刺さる、通算9枚目のフルアルバム。ドラムのサダが交通事故で重傷を負い、バンドとしての活動が非常に難しくなっていた中で作られた。そでれも苦労続きだったフロントマン、大塚久生の歌は力強い。

ニーネ「ニーネ・ナイン」
発売日:2013年12月18日
レーベル:suburbia records(CD)/ Symphony Blue Label(配信)
規格番号:SYBL-0023(配信)

配信リンク一覧

Profile
1998年に大塚久生(vo/G)が中心となって結成されたバンド。2000年に発売されたファーストアルバム「8月のレシーバー」で注目を浴びる。激しく荒々しいバンドサウンドの反面、素朴であたたかい歌詞が多いことが特徴。力強い歌が多く感じるが、実際のところ、あまり自分に自信がない、そんな歌が多い。しかしだからこそ、いつだって優しくて情熱的で、人間を好きでいる、そこが大きな魅力のひとつ。大塚は自分のダークな側面を正直に歌う。そこに、閉じこもりがちな心を持つ人を救う力がある。生活を続けていれば、誰にでも起こりうる絶望や悲しみ。何度も揉まれて、挫けて、死にかけて、それでもまだ立っている。それがニーネであり、そんなリスナーと共に存在するのもニーネだ。2023年には結成25周年を迎えた。現在の正式メンバーは大塚とサダ(Dr)、サポートメンバー・ろっきー田中(Ba)。ライブハウスを中心に精力的に活動中。